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家族と離れ、昨年 他界した実家の母の家で 過ごしています。18才のお誕生日を迎えた息子へ、メセージを書きました。

「読脳アカデミー」CWスクールで学び初めて3年目になります。18才になった息子へお誕生日のメッセージを書きました。先日、伊東先生の講義で、「夫婦の問題」や、「女の幸せ」について、人が幸せに生きていくためにはどう問題を解決したら良いのかという講義がありました。個人的な問題を突き詰めていくと、日本の社会や教育に原因があるという話があり、思春期の息子に対してどのように対応すべきかのアドバイスをいただいたので、記事に残して皆さんとシェアーしたいと思います。

人生とは、予期しない出来事が突然襲ってくるものですね。私のケースですが、
実家で普通に暮らしていた母ですが三年前に突然小脳出血で倒れ 開頭手術を受けました。なんとか命は助かったものの、後遺症の四肢麻痺で身体が動かなくなり、自力で呼吸ができなくなって気管切開をし、そのため声を失い話をすることができなくなりました。飲み込みの機能も失い食事は経管栄養で管を鼻から胃へ通して栄養を流すという凄まじい状態になってしまったのです。
私はできる限りのことを母にしてあげたくて都内の自宅から1時間離れた実家の病院に通いながら母をサポートすることにしました。
夫と息子は私に協力してくれました。
間も無く、夫の実家で義母と2人暮らしの義妹が乳がんになって、歩行が困難になった義母をサポートしていた義妹が手術することになりました。夫婦両サイドでダブル介護の流れです。今後、義妹や義母のサポートをどうしたら良いか考え、夫は実家に引っ越して自分がサポートしてあげるしかないと決断、そうするしかない状況で夫の実家に引っ越すことになりました。
義妹の乳がんは思っていた以上に早く回復し想像していた最悪の状況はなくなりました。それは良かったのですが、三人暮らしの生活が、五人になり、新しい生活のバランスが中々上手くいかず。悪戦苦闘の日々が始まりました。

 ku-min-Saidまたかーい画像夫や、義妹、義母は、それぞれ主張が強く、感情が先走って 話し合いができません。それぞれの主張がぶつかり、一歩も譲る気配が無いので日々、口論。「困ったなぁ」と思っていましたが、困っているのは私だけでした。その家にはそれぞれ独特な特徴があるものだと学びました。私はこの環境では 自分のペースを見出せなくて夫に話をして、母がいた私の実家で、家族と離れて暮らすことになりました。、当初、息子もかなりストレスを感じて

angry-T-kun

ねぇ〜!言い合いの声がうるさくて落ち着いて暮らせない!お願いだから どうにかして!

困ったku-min

落ち着かないのわかるんだけど、どうしたら良いか…..。困ったわねぇ〜、ん〜…….。答えが見つからない!

そんな中、息子は徐々に自分のペースを掴み初め、最近のT君は、

T-kun

僕はもう上手くかかわるコツを得たから大丈夫!気持ちは外に向いてるから!掃除も洗濯も飯も、自分でできるから心配しないで!!母はここでは落ち着けないだろうから、おばあちゃんが住んでいた家で、自分のやるべきことを集中してやったら!

と、早くも自立の兆しをみせ始めました。
そんな流れがあって、実家の片付けや、家の管理をする為に生活の軸足を母の家にシフトしました。何もできなくなった母の命に2年間寄り添い母は最期を迎えました。18年間の子育てや、ここ2年の壮絶な介護が終わり、自分のペースで生活ができるようになりました。平和で心がリラックスできて塾考できる環境になりました。やりたい事、やるべき事で溢れてきました。とはいえ息子のことが気がかりで、なんとも複雑な心境です。ある時、伊東先生から、息子のことでアドバイスをいただきました。

伊東先生伊東先生

18才になったのなら、もう自分で考えて行動するようにさせないとね。そこに母親が何かしてあげるなんて、それは迷惑ですよ。自立のチャンスを奪ってるようなものですよ。息子が何歳になっても、何かしてあげたいって思っている母親が多いから、日本の男性は何歳になっても息子みたいで、男になれない。それは、やはり教育からきている問題でしょうね。息子さんを信じることですよ。どこまで彼を、彼の生まれてきた意味、理由、必要を信じることができるかですよ。

そんなアドバイスを聞いて、
thinking-ku-min

確かに、時代とともに男性が弱体化してるように見えるなぁ、その原因は、たしかに母親の息子に対する対応の結果なのかもしれないなぁ!そうかぁ!今、良いチャンスかもしれない。親離れ子離れをこのタイミングで頑張ろう!!息子を信じることかぁ。彼の生まれてきた意味、理由、必要を信じること。彼の人生を信じること。ここが今学んでいるハピネスフィロソフィー読脳の大切なパートでした。ただ、ただ、息子の人生を信じること、次々と出てくる不安や干渉したくなる気持ち等 そんな邪念を振り払う事に注力しようと思います。

[ハピネスフィロソフィーの理論]
人は100%の愛と幸せをもって生まれてくる。人は意味、理由、必要があってこの世に存在してる。この世に生まれた瞬間、無から有になった瞬間につながることで、自分らしく生きるための情報が支持骨から入ってくるというロジックがあります。(読脳をする際のポイントでもある元とつながることです)

ちょっと前置きが長くなりましたが離れて暮らす息子に
18才のお誕生日に寄せて息子へのメッセージ

コロナ感染拡大の勢いが止まらないので家に帰れなくて、
お誕生日なのに、離れて暮らしているから君に何もしてあげられないね。
せめてもの思いで、メッセージを送ることにしたよ!

glad-tears

お誕生日おめでとう!心から君が18歳になった喜びを噛み締めています。

昨年のお誕生日は、「おばあちゃん」が亡くなった2日後で、全くお祝いムードじゃなかったね。お誕生日なのに、悲しくて辛い、日になっちゃったね。

ku-min-dinner

今年は、お料理をたくさん作って、小さい頃から定番だった、お誕生日ディナーでお祝いしてあげたかったけど….

meditation-ku-min

今、コロナの感染拡大が収まらない状況の中だから、そっちへ帰るのをやめました。私が帰ることで、コロナを運んでしまっては80代のグランマの命が危ういのでね。実家で自粛しながら、現在実行中の「子離れ」の試みを続行します。

T-kun

母は僕のために帰ってくるかなぁ?
誕生日プレゼント、ほんとは欲しいものがあるんだけどなぁ?

thinking-ku-min

なんてことを考えているかなぁ?
T君、どうしているかなぁと考えない日はないけれど、そんな母の気持ちが
君の自立、親離れの邪魔をしてはいけないと、なるべく連絡をとらずにいます。

18年間、母なりに必死で子育てしてきました。お母さん1年生だったから、暗中模索で日々、子育てに悪戦苦闘してました。
未熟だった私は、思うように行かない時、ヒステリックになったり不機嫌になったりして、泣いたり 怒鳴ったりもしましたね。
冷静を欠いて、自分の未熟な部分がむき出しになって、醜態を晒してしまった。(鬼母のイメージが残ってる?ごめんね。今は穏やかです。)

子育てで体験したのは 人生って思うように行かないっ!ていう事や、自分が自分で無くなってしまうような、殺気立った母性本能の感情に振り回されたし、ホルモンバランスという厄介な身体のシステムによりメンタルが不安定になって戸惑うこともあった。(T君がお父さんになったらこのメッセージを思い出してね)

日々、君が君らしくあれるように、君の持っている資質を、精一杯引き出せるようにと考えながら子育てをしてきました。「子育て」は子供を育てるのと同時に、親の方も相当成長する機会でありました。君は君らしく育ったし、私も沢山良い経験ができました。

寒い冬に、コートを何枚も重ね着して、星空を見ようと双眼鏡を持って公園に出かけた時のことや、机に並んで、一緒に勉強したときのこと、ピアノの練習をしたときのこと、初めて作ってくれたケーキや、夏休みの自由研究で水晶を育てた時のこと、山に粘菌を探しに行ったり、鉱物コレクターになってミネラルフェスタに行った時のこと、毎晩いろいろな本を一緒に読んだ事、それらの一つ一つの思い出が、今は宝物です。本当に楽しかった!(大変だったこともたくさんあったのに不思議とあまり覚えてません。)

君がゲームにハマって止めないので、取っ組み合いの喧嘩をしたことや、
「この世は生きる価値がない!」と言って、心を閉ざしたときのこと、
そんな辛かった出来事も君が成長するために起きた大切な出来事のように思います。

ここ5年位は、君も私も本当に大変な日々でした。

おばあちゃんが小脳出血の後遺症で四肢麻痺になり声も出せなくなって、介護をする為に実家に通い、私の時間がほぼ介護に割かれていったとき、T君は自分が捨てられたと思ったことがあると言っていたけど、

ちょうどあの時期、父と君は協力しながら美味しい料理を作れる人になって、

T-kun

「お母さんがいなかったから 自立の一歩が踏み出せたよ!」


と言ってくれた時は、本当に嬉しかったよ。

私は、いつ亡くなるかわからないおばあちゃんの命に向き合って介護をするようになってから、人が生きている時間は、とても短いものだと思うようになりました。元気だったおばあちゃんが動けなくなり、その後亡くなって、「人はいつか死んでこの次元から跡形もなくいなくなる」ということを実感しました。

だから、人生を、ただ流れに任せて生きるのではなく「自分がどう生きたいか」そこにしっかり向き合うべきだと考えるようになりました。

子育てに時間を費やしていたときは、自分のことを考える暇は全くなくて、君が成長してやっと今、子離れ、親離れの時期がきて、自分の人生に再度向き合う時が来たなぁと実感しています。

T君は、そろそろ進路を考えるよう学校から言われているけど、先が全く見えない今、これからどう生きていったら良いか迷うところでしょうね。

世の中が大きく変わってきているから、今までの価値基準では計り知れない状況ですね。自分のアンテナをしっかり立てて、どう生きたら自分が幸せを感じることができるのか、色々経験をして、果敢に挑戦しながら自分を構築していってください。上手くいかないことも失敗も 否定せずに貴重な経験として踏み台にして成長していってください。

君のことはもう任せたよ。しっかり自分の人生を歩んでいってください。

実は私も今、君と同じ地点にいるような気持ちです。時代の流れが早くてどんどん進化している。今まで培ってきた事だけでは時代に追いつけない感覚があります。今の世の中で生きていく為の学びが必要だから、頑張って ついていかなきゃ!と思っています。

それから、今更だけど「生まれてきてくれてありがとう。」私は君に何度も救われました。

思い返せば、君がお腹にいる時、生まれてくる君を心待ちに望んでいた父が、胆石で入院することになって、2週間も経たないうちに「医療ミスで」帰らぬ人になった時、

自分の過ちを認めなかった担当医、父が危篤状況になっているのに、あたふたして家族に連絡をしなかった医療者達、一言の謝罪もない病院に対して 初めて人に対して強い負の感情を持ちました。「絶対に、絶対に許さない!」悲しくて辛くて、どうしようもない日々でした。心待ちにしていた孫の顔を見ることなくこの世を去った父。「どうして!」「何が起こった?」受け入れがたい現実でした。

葬儀の時、父と親しくしていたお坊さんから言われた言葉「裁判なんてやっても、病院に勝てるわけがない。それよりお腹にいるこの子のために、生まれてくるこの子のために生きなさい!私はお父さんが成仏できるよう特別なお経を唱えますから。」

その言葉が私の心に響いて、生まれてくる命に向き合うべきだな。悲しんでいたらこの子も悲しむもの!と、君のおかげで負の感情から立ち直ることができました。

間も無く君は生まれて、辛い時期を過ごしてきた母や私の兄弟、親戚中に幸せの空気をもたらせてくれました。

あの頃は本当に可愛くて「人気絶頂」だったね。

それから、おばあちゃんが倒れて四肢麻痺になった時も、父と協力して、私が介護に向かえるように助けてくれたね。

医療依存度の高い母を療養病院から自宅に連れてきて、

気管切開の痰の吸引から、経管栄養、バイタルをチェック、衛生管理、排便、口腔ケアー、医療器具の管理から補充、掃除、洗濯をしながら、母の命に向き合った日々でした。

そんな風に最後の親孝行ができて、大好きだった母の最後を自宅で看取ることができたのも、君とパパの協力のおかげだと思っています。心から感謝しています。

おばあちゃんが利尿剤でもがき苦しんでいた日 何もしてあげられない無力な自分を責め涙してた私。あの時、お見舞いに来ていた君は、夜の帰りのタクシーの中で

T-kun

もっと俺に頼りなよ!涙、かくさなくっていいからさぁ。俺の前で泣いていいんだよ。

って言うから、タクシーの運転手さんに「旦那さん!」って間違えて声かけられて、笑っちゃったこともあったね。あの時君は15才。随分大人になって頼もしくなったなぁって嬉しい気持ちでいっぱいでした。

最近、実感するのは、人生は、思うようには行かなくて、後から後から問題が起こる。という事です。まぁ、それが人生というものらしいです。君の人生にも今後、沢山の困難が押し寄せてくるでしょう。だから、うまくいかない時は、違う角度から物事を見てみたり、根気を養っている時期と思ったりすればいいと思います。困難は自分が成長できるチャンスだから果敢に向き合って乗り越えていってください。乗り越えた数、人は成長していくんだと思います。

困った時は、いつでも相談に乗るから連絡してね。

それから、当たり前のような現在も、あっという間、幻のごとく過去になっていきます。

三人で暮らした三年前までの生活は、今となっては本当に良い思い出になり、もうあの頃へは戻れない。あの時の小さなT君ももういない。大切な思い出になって心の中に刻まれています。あの時はこんな状況になるなんて想像もしなかったよね。人生って何が起こるかわからないね。だから今を精一杯生きようね。時を無駄にしないで過ごしてほしいと思います。

それから、幸せを感じていてね。
人は、生まれる意味、理由、必要があって生まれてくる。
君は幸せ100%で生まれてきました。その100%の瞬間にいつも繋がっていてね。
そうするといつも幸せでいられて、生きるパワーが生まれるというよ!
(by Happiness philosophy Dokuno)

ちょっと長くなってしまいましたね。

18才のお誕生日、おめでとう!

一緒に祝えなくてごめんね。
義妹に迷惑かけないように自立して生活してください。

母より。

ku-minのbirthday-message画像

今、子離れの修行中です。ちょうど良いタイミングで伊東先生と出会い、思春期の息子への対応をアドバイスしていただき幸運です。ハピネスフィロソフィーを学び始めてから3年目なので、伊東先生のアドバイスがよく理解でき腑に落ちます。息子も親の価値観から離れて自立し自己形成をはじめているので、その邪魔をする事なく子離れできそうです。
将来、息子が男としてパートナーと良い関係が築けるように、息子の巣立ちをサポートしようと思います。

閃いたku-min

周りを見渡すと、人とのコミュニケーション問題って沢山ありますよね。心のモヤモヤをどう解決するか。常識や他人の価値観で生きていると生きづらさが募ります。それぞれ持つ悩みは多様ですが、私は「自分らしく生きる為の方法」を探って自己探求コースで学んでいるので、自分が自分である為の生き方、解決方法を模索して問題の取り組みを記事に書いていこうと思います。子育て期が一段落し次の私のテーマは「自立」です。経済的に自立することによって、依存して我慢を強いられるのではなく、「自立した人間同士が支え合う関係を築く」を目指していこうと思います。

yup.ku-min

伊東先生は、40年以上に渡り、読脳を通して、その先にある様々な人の悩み、身体の症状とその関係について、 研究をされてこられたので、どんな問題も、その人の脳の情報を読んで、解決に導くことができるようにアドバイスしてくれます。私も引き続き、未解決な問題に向き合い読脳を学びながら一つづつクリアにしていこうと思います。!ここまで読んでくださってありがとうございました。

読脳アカデミーでは、オンラインで受講できるようになりました。次々と新たなスクール生が講義に参加されています。辛い症状は、自分を見失っている状況だから、伊東先生の講義を聞きながら、質問しながら、皆と意見を交換しながら、絡んだ糸をほぐすように自分らしさを取り戻しています。 詳細はこちらからどうぞ!